マタニティ整体って?メリットや注意点をご紹介します!
- 小笠原 かおり
- 2024年1月8日
- 読了時間: 4分
妊娠中の腰痛や背中痛、股関節痛、恥骨痛などを予防する【マタニティ整体】
妊娠中は少しずつ大きくなる子宮、体型の変化により、腰や背中、恥骨、股関節などに負担がかかりやすいですね。
実はマタニティ整体に定期的に通うことで、そういった痛みやマイナートラブルの予防、産後の不調の軽減が期待できるんです。
今回はマタニティ整体を受けるメリットや注意点をご紹介しますね!
施術の流れなども紹介するので、妊娠中の腰痛や恥骨痛、ホルモンバランスの変化によりあちこち不調で悩んでいる方はぜひご参考にしてください。

Contents
マタニティ整体のメリット①体の痛みを軽減
マタニティ整体は、歩行時の痛みや立ち上がり時の痛みを軽減する効果が期待できます。
妊娠中は、大きくなるお腹を支えるために姿勢が変化・乳房発達・ホルモンバランスの影響により、腰痛や恥骨痛、股関節痛、肩こりなどが生じやすいです。
マタニティ整体で整えることで、妊娠中のお悩みを軽減することができます。
また、妊娠中はお腹が大きくなるにつれ背中がかたくなったり、座ることが増え足が痺れたり、浮腫みやすくなることもありますので、お早めにご相談ください。
1人目妊娠時、切迫早産での入院をされていたり、お腹が張りやすい、子宮頸管が短くなってきてからの施術はお受けできない場合があります。。
検診時に産婦人科の先生に言われている症状があれば、必ずお伝えください。
※妊娠高血圧症・妊娠糖尿病・胎盤の状態など対応不可の場合もあります。

マタニティ整体のメリット②スムーズなお産につながる
マタニティ整体は、施術によって柔軟性が増すため、赤ちゃんも居心地がよく、出産もスムーズに進められるケースが多いです。
(全員が短時間の出産という意味ではありません。)
妊娠中はお腹を前に突き出した姿勢になり、背中や腰や股関節に関わる筋肉などが硬く緊張した状態になります。
背中が硬くなると、お腹は横に広がるスペースがなくなり前に突出します。
『お腹が前に出てるから男の子だね〜』と言われたことはありませんか?
それは、硬さで横に広がれないだけかもしれません。

腰痛や肩こり、恥骨痛の軽減や緩和につながり、出産までにやっておいた方が良いことや、出産時にした方が良い動きなどのお話ができるため、安心してお産に臨めます。
マタニティ整体のメリット③産後のマイナートラブル予防
産後のマイナートラブルとは、
・尿もれ・性交痛・腰痛・恥骨の痛み・坐骨神経痛・肩こり・頭痛など
トラブルが起きやすいんです。
そのため、産後のマイナートラブルの予防のためにも、定期的なマタニティ整体で体の歪みや緊張をほぐしておくことがおすすめです。
産後の骨盤の歪みや姿勢の歪み軽減の効果が期待できます。
マタニティ整体の流れ
まずは、カウンセリングで生活状況やお悩みをしっかりと聞かせてください。
カウンセリング終了後、今の姿勢の状態のチェック、検査を行います。
(ボキボキと関節の音が出るような施術は一切ありません。)
上向きや横向きで行いますので、体勢がきつかったり、お腹に張りを感じたりした場合は、すぐに施術者にお伝えください。
マタニティ整体の注意点
妊娠中の体はホルモンバランスの変化など非常にデリケートです。
無理にマタニティ整体を受ける必要はありません。
安心して施術を受けるためにも、マタニティに対して配慮と知識のある施術者を選んでください。
なお、妊娠高血圧症や切迫早産、子宮頸管が短いなど、担当医から禁止されている方は、安定期に入っていても施術を受けられない場合があるのでご確認ください。
正常な子宮頸管の長さ
もともと子宮頸管の長さには個人差もありますが、一般的に正常な妊婦さんの子宮頸管の長さは妊娠週数によって変わり出産が近くなると自然と短くなるものです。
妊娠30週未満では35〜40mm、妊娠32週から妊娠40週では25〜32mmと次第に短くなります。
子宮頸管が短い方
妊娠24週未満で子宮頸管の長さが30mm以下であれば要注意です。 切迫早産になりかけているサインでもあります。
また、妊娠24週未満で子宮頸管の長さが25mmより短いと、標準的な子宮頸管の長さの方に比べて早産となるリスクが6倍、13mm以下では約14倍といわれています。
参考サイト
今回は、マタニティ整体のメリットや注意点を紹介しました。
マタニティ整体は、出産時の負担軽減や居心地の良い胎内環境に効果が期待できます。
また、産後のマイナートラブルの予防にも効果が期待できます。そのため、妊娠中の痛みやお悩みを改善したい方は、まずはご相談くださいね。